店主プロフィール

1985年生まれ
熊本県荒尾市出身
高校進学にともない神奈川県横須賀市、就職で北海道名寄市と、
北へ北へと移動する半生。

たい焼きの材料に何故こだわるのか

元々客として訪れていたたい焼き屋を
前店主から譲り受け、2015年1月2日に再開。

店を引き継ぐことが決まった日に生まれた次男に小麦をはじめ様々な食物アレルギーがあることから、この子も食べられるたい焼きを作れないかと考えていたところ、はるばる小樽市から来店してくださった女性から、奇跡のリンゴで有名な木村秋則さんの講演会が札幌で開催される、と教えてもらったことが自然栽培を知るきっかけとなった。
(お客様には本当に感謝しています!)

2015年11月に、自然栽培の小豆と小麦、有機認定を受けた材料を使ったオーガニックたい焼きを販売開始。
材料の良さはもちろん、素材そのものの持つ風味を引き出した、当店で最高のたい焼きになっていると自負しています。
発売以降、店では3連休を中心に毎月数日間のみ、イベントでは必ず自然栽培素材を使ったたい焼きを販売。
自然栽培をより多くの人に知ってもらうために活動している。

2016年には北海道木村秋則自然栽培農学校仁木農場、千歳市のただし〜農園の塾生となるも、妻の第4子妊娠による体調不良で幽霊塾生となる。
(その節は大変ご迷惑をお掛けしました)

2022年1月からは、グルテンフリーたい焼き専門店に転向。
これまでも動物性素材不使用でしたが、小麦を一切工房に持ち込まないグルテンフリー専門店となることで、小麦アレルギーの方にも安心してお召し上がりいただけるようになりました。
体調によって食べ物からの影響を受けやすい次男のために、当初裏メニューとして作っていたグルテンフリーたい焼きには、地元産の無農薬栽培玄米粉を100%使用。
2017年からオンラインショップで、2020年からはふるさと納税返礼品に登録。全国の方からご注文をいただいております。
食物アレルギーがあっても食べる楽しみがありますように、そんな思いで一つ一つ焼いています。

幻のたい焼き屋と呼ばれて…

店主だけで店を切り盛りしていること、子供達が幼く風邪を引きやすく、別の仕事をしている妻と交代で看病休業をすることが多いため、ついに2022年からは土日祝日のみの営業となり、「いつ開いているかわからない」「潰れたと思っていた」と評判の店であることから、“幻のたい焼き屋と呼ばれて”という題名で講演会を行ったことも。

家庭優先で働いているため、休業日が多いです。
迷惑を掛けるのは承知の上で、何よりも仕事が優先される生き方に一石を投じたいとも思っている。
誰のために、家族を犠牲にしてまで働いているのか?

毎年6月下旬から涼しくなるまで店を夏期休業にしているが、その間は家事育児に追われながらも、畑で小豆、トマト、いちご、ラズベリーなどの野菜を自然栽培で育てている。

※当店が指す自然栽培とは、農薬や肥料はもちろん、人工的な物質を畑に一切持ち込まない農法です。